おふくわけの横顔 -出張おふくわけ@富山- 〜その2〜

こんばんは!おふくわけです。

さて、世間はゴールデンウィーク。季節はすっかり初夏ですね。

時をすこ〜しだけさかのぼり、大雪の北陸へ。2018年2月17日(土)開催の出張おふくわけin富山、その1に続き、今回はその2をお届けします。こだわり盛りだくさんですこ〜し長くなりますが、どうぞ軽い気持ちでお付き合いくださいませ。

★篠崎マスター渾身のその1はこちらから★


前半のゲスト3名によるトークセッションが終わり、いよいよメイントークイベントおふくわけへ。

いつものおふくわけは[1人のゲストと1人のマスター+定員10名の濃密な場]を作り、双方向コミュニケーションを図れるようにしています。

が、

今回は日中のイベントの懇親会のため、参加者40名ぐらい!でもゲストも3倍の3名!多いよー!いや、3つのおふくわけを作ればよいのでは。

ほな、マスター増やしたれ!

ってことで(面倒な)おふくわけチームに巻き込まれたのが、

今回おふくわけを富山に呼んでくださった村井一気さん(会社員/富山出身)と、参加者・ゲスト・マスターのすべての経験がある高橋要さん(福井市地域おこし協力隊/山形出身)

通常回では当日スタッフとして助けていただいている頼れるおふたりに、マスターとしてご協力いただきました。

参加者の皆さんには、前半のトークセッションを聞いて気になった3人のゲスト、

内田友紀 さん(Re:public共同代表/福井出身)

森岡咲子 さん(ゲストハウスSAMMIE'Sオーナー/福井出身 )

牛久保星子 さん(クマゴローカフェ店主/群馬出身)

の周りにそれぞれ集まっていただき、いい感じの人数の3つのおふくわけが完成しました。(とっても空気を読んでくださる富山の皆さん、好きです。)

ここからは3人のマスターから。

長さも内容もバラバラの個性豊かなおふくわけレポートをお楽しみくださいませ。

(長さ調整してね、って言われたんですがまぁいいかなと思い、ほぼ原文のままでお送りします)


【おふくわけ その1】

〜ゲスト:牛久保星子さん(マスター:篠崎健治)のコーナー〜

「とにかく富山の人の話が聞きたい!」と熱い牛久保星子さんのコーナーには、僕たちのお父さんお母さん世代の方がたくさん!ゲストの漂わせる『スナックのママ』の香りが惹きつけたのか…笑)長年富山を間近で見てきたからこそ語ることのできる、富山の現状とこれからについて、参加者の皆さんからたっぷりお話いただきました。

同じ北陸ということで、福井との共通点もいくつかあるようです。子供の学力がトップクラスだったり、持ち家率が高かったり、『幸福度ランキング』が上位であったりするそうな…。中でも印象的だったのは、地元の魅力を聞いた時の回答も「何もないよ〜!(汗)」これまた、福井の人の返答と一緒だったこと。でも本当は魅力がいっぱいなんですよね!知っていますよ!(笑)

新幹線が開通したことによる影響についても聞いてみました。(これから新幹線が通る福井にとって、すでに新幹線が開通した富山は『先輩』なんです!)

「観光客も増え町は活気に溢れたが、今は少し落ち着いてきた。今後は次なる展開を考えなければいけない時期にきているはず。」とシビアなコメントも。新幹線延線を待つ福井も、いろいろな場面で今後の選択を迫られていくであろうことを改めて実感しました。

富山の移住者についても話題にあがりました。(地元の人からみて)「なんとなく移住してきている人はわかるけども、その人がどんな活動をされているかまではあまり伝わってこない」という声が。もちろん全ての移住者が注目を浴びる活動をするとは限りませんが、地元の人への届け方はおふくわけもこれから考えていかないといけないテーマですね…!

お酒大好きゲスト&マスターたっての希望で、最後に富山のおすすめの日本酒と、それを買える酒屋さんを聞いたのは内緒です…!(地元のお酒『満寿泉』とっても美味しかったです!)


【 おふくわけ その2 】

~ゲスト:森岡咲子さん(マスター:村井一気)のコーナー~

このコーナーでは、女性が多く集まりました~!

『ゲストハウス』に泊まったことがない方がほとんどで『ゲストハウス』自体に興味を持たれた方が多かったようですね。

料金体系やどんな人が泊まりにくるかなど『ゲストハウス』中心の質問が多くなりました。が、特に盛り上がった話題は、ゲストハウスでの出会いについて!!(特に女性の食いつきが。笑)

一口に『ゲストハウス』と言っても、色々なタイプがあるようです。ゲストの森岡さんが経営する『福井ゲストハウス SAMMIE’S』では旅人同士だけではなく、その街やその街の人との出会いを大切にしているとのこと。

その土地の生きた情報が手に入る『ゲストハウス』は、その街の魅力を伝える重要な役割を担っていることを認識させられるとともに、森岡さんの話を聞いてひとり旅に出たくなった方が続出したようです。(自分もそのひとり!)

初ゲストハウス宿泊の際は、ぜひSAMMIE’Sへ!!!

【 おふくわけ その3 】

〜ゲスト:内田友紀さん(マスター:髙橋要)のコーナー〜

こちらのコーナーには、日中のイベントからゲストとして登壇していた内田友紀ちゃんの話をまだまだ聞きたいという、職業も年齢も出身も多様な10名の皆さんが集まってくれました!

ゲスト・マスターともに真面目な性格が出たのか、参加者の参加動機を踏まえた自己紹介に始まり『おふくわけカード』をしっかりと使った一問一答形式のやりとりで、短い時間の中でしたが堅実なトーク運びを実現しました(笑)

話の中では「今日降り立った富山駅の印象は?」「富山の好きなものはありますか?」など、ゲストの友紀ちゃんが富山の街をどう見ているかに興味の向いた質問や、「世界の気になる都市は?」「いま福井市長になったら何をする?」「何か活動をしていくとき、みんなが同じ方向を向くには?」など、日本だけでなく世界各地でまちづくりに関わってきた友紀ちゃんにだからこそ、聞いてみたい質問が次々と。

質問を受けた友紀ちゃんも、

「富山駅前の風景は福井かと思った!」

「アムステルダムやバルセロナみたいに、実験が上手な街は気になる!」

「市長になりたいとは思わないけど、もしなったら教育に力を入れるかなぁ」

などなど、質問者の期待にしっかりと答える良ゲストっぷり!

一問一答形式もあいまって話の内容に特に一貫性はありませんでしたが、参加してくれた皆さんそれぞれの立場から多様な話題が飛び交って、聞いているこちらにとっても刺激的な時間となりました。

ひとつひとつ丁寧に質問に答えていく友紀ちゃんの姿も、自分と関わる人の期待や希望に出来る限り寄り添いたいという彼女の姿勢が表れていて、とても素敵でした。XSCHOOLがよい場所になるのも、そんな友紀ちゃんの存在があるからなのでしょうね。

おふくわけタイムが終わった後には「このまま飲みに行ってもいいメンバーかも!」と友紀ちゃん。そのくらい濃密な時間を過ごすことができたぼくたちのコーナーでした。富山の皆さん、ぜひまたお会いしましょう!


日頃から仲の良いゲストとマスターの掛け合いや進行もあり、最初は緊張されていた皆さんもどんどん表情が和らいでいき、どのコーナーからも笑い声が聞こえてきました。どのおふくわけも入っても、おもしろかったんだろうなぁ…なんて思いながら、ふと奥のカウンターを見ると


よ、4つ目のおふくわけ出来てるやないかー!!!!!


こちらでは当日のバーカウンター担当、おふくわけvol.05のゲストでもある安田昌平さん(会社員/福井出身)の周りに、お酒好きな皆さんが集まっていました。

この日は、福井にちなんだ特別メニューをご提供。お酒が飲めない方も楽しめるノンアルコールも充実。お酒の知識が豊富な安田さんの気さくなお人柄も相まって、バーカウンターのまわりにはいつも人がいるこの日の名物コーナーにもなりました。

そんなドリンクに合う、今回のおふくわけ出張in富山の目玉のひとつはフードケータリング!!

東京・富山の2拠点で活躍されている田中真紀子さん(フードディレクター/富山出身)が考案されたオリジナルフードメニュー5品がずらり!どんなおいしいものがあるか、事前に福井を訪れリサーチする徹底ぶり。


「福井だから、メガネのお菓子がほしいんですよね。オリジナルパッケージで。」

「!!!」

「富山の銘菓“月世界”とカニを組み合わせたら、おいしいかも」

「お菓子とカニ…??(どうゆうこと…?)」

「山うにを羽二重餅でくるんだら絶対おいしい!」

「じゃ、じゃあこれも、オリジナルの和紙に包みましょう!」

「いいですね!あと、福井で偶然出会った紅映梅のジュレも作りますね」

「ジュ…???!!!」

次から次から出る田中さんのアイデアに、東京ー大阪間の電話会議は毎回3時間越え(笑)その熱意にデザイナーである私も圧倒されっぱなしでした。

炊きたてのごはんがおいしくておかわりする人続出の、ミニソースかつ丼のお米は福井県池田町産『おふくわけ米』を使用。長尾農園さん、いつもありがとうございます!(ゲストの内田さんも嬉しそう♪)

ずらりと並んだ見たことのない美しいフードの数々に、参加者のみなさんも写真をパシャパシャ!そして、なにより…なにより…おいしすぎる…!準備した50名分のフードはあっという間になくなってしまいました。


こうして、富山の皆さんの温かい拍手とすてきな笑顔に囲まれながら、おふくわけ出張in富山は無事に幕を閉じました。

富山の皆さんはもちろん、県外からもわざわざ足を運んでくださった参加者の皆さま。

ゲストの内田さん、森岡さん、牛久保さん。当日スタッフの皆さま、当日まで手伝ってくださった皆さま、場所を提供いただいた「Humming bird」の松井さま、今回のおふくわけに携わってくださったすべての皆さまに、ただただ『感謝』!この一言に尽きます。

XSCHOOLの3人チームから始まったおふくわけは、4月29日に無事1歳に。0からのスタート、何の経験もないメンバーがこうして1年を迎えることができたのも、たくさんの方の叱咤激励と応援があったからこそ。

“福井発”でなければ、おふくわけは続かなかった、そんなおふくわけが“富山”という地で受け入れていただけたこと、始めたばかりのときは想像もつきませんでした。はじめての規模の開催に、至らぬ点も多々ありました。今回の企画のきっかけをいただいた村井さん、改めて本当にありがとうございます。


2年目、どんなおふくわけになっていくのか、どんな熱い人たちと出会えるのか、ワクワクしています。これからのおふくわけを、どうぞお楽しみに。

SPECIAL THANKS!! PHOTO : kairi aoyama / 看板製作:shino nakai

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